北極航海 2016

北極航海 2016

2016-30

発達中の低気圧接近

非常に穏やかな風で船もほとんど揺れることはありません。 みらいは高気圧下を航海し、観測は滞りなく進んでおります。昨日までは… 予報によると低気圧が発達しながらみらいへ接近中とのこと。今日の未明頃から12時間で10hPaほど気圧が急降下。 風速も朝から徐々に強くなり、時折15m/sを超えています。海も荒れ始め、波高が高くなってきました。 こうなるとラジオゾンデ観測も大変です。自動放球が難しくなるので、手放球の機会が増えます。 しかし、風がすごく強いので外での作業はいつも以上に大変です。「ボババババッ」と強風で荒ぶるバルーンほど怖いものはありません。 低気圧... 続きを読む
2016-29-1

晴天のち北上

北極海では発生する雲は、ほとんどが北極層雲と呼ばれる霧のような雲です。 海氷が減少することで北極層雲とは異なる雲の発生頻度が増加していますが、それでもほとんどがどんよりとした曇り空です。長期間の航海で晴れ間が見えないと徐々に気が滅入り始めます。 しかし、約10日ぶりに北極海では貴重な晴れ間を見ることができました。 霧のような北極層雲が無くなり、久しぶりの太陽光です。北極海では珍しい上層雲も見えます。 みらいの前方では、きれいな虹が出ていました。 周囲には海氷が浮かぶ状況で虹が出るという珍しい組み合わせです。 今航海では、オーロラや海... 続きを読む
2016-28-2-2

波浪ブイ投入

北極海に到着して約2週間がすぎました。最近は1日中氷点下になる日が続いています。ここ1週間で日の入りが随分と速くなった気がします。 本航海で担当しているラジオゾンデ観測は絶賛継続中ですが、もう1つの担当であった波浪ブイの投入が9月8日に行われました。 波浪ブイは波の波高などを測定することを目的としています。波は海氷が近くにあると上下の動き(波高)が小さくなるのですが、最近の海氷減少で波高が高くなっていると指摘されています。波が高くなると、船の進行を妨げるため、北極海航路を利用する船にとっては重要な情報になります。 投入された2基のブイは、これから波の観測を継続し... 続きを読む