2017年9月15日、「みらい」から降ろされた小船 (作業艇)で氷縁に近づき、そこで海洋観測や海水、海氷、プランクトンのサンプリングなどを行いました。

作業艇に乗り込んだ我々は、猛スピードで「みらい」から離れます。

波しぶきをかぶりながら、目指すは氷縁。作業艇に同乗したマリンワークジャパン・観測技術員の方が氷縁の幻想的な風景を写真に収めました。

さらに近づくと大きな氷が目の前に現れます。

よし、この辺りで観測しよう。

作業艇からセンサーを海中に降ろして海の水温や塩分を測定します。それから筒形の大きなボトルに海水を採取したり、大きな網で海氷を採取したりして、それらを「みらい」に持ち帰り、いろいろな化学成分を分析します。

プランクトンネットでプランクトンのサンプリングも行いました。この辺りでは海鳥も目にしました。観測後、北極熊も出没しました。氷縁域でのデータを集めて、そこで何が起こっているのか、海や海氷が生き物とどうつながっているのかなど、明らかにしていきたいと思います。