2017年9月4日、アラスカ北側の沿岸を水深500mの等深線に沿って北西方向に移動しつつ観測を行っています。

今は順調に観測が進んでいますが、海氷や気象条件、機器のトラブルなどにより、観測プランに変更が生じます。また、航海中に面白いことが観測されると、急遽プランを変更して、より詳しい調査が進められます。もちろん航海前に観測プランを立てて、観測に挑みますが、当初のプラン通りには行きません。日々、観測プランが更新されます。

観測プランの更新には、海氷分布や気象データ、海底地形図などを見て、新しい観測点を決定し、スケジュールを練ります。このために、机の上には3台のパソコンが置かれています。1台は海氷分布や海底地形などの地図の表示用、他の1台はスケジュール表の作成用、残りの1台は計算用。

スケジュール表を作成していると目が疲れてきます。パソコン画面に表示される数字の「3」と「8」の区別がつきません。ふとメガネを外すと、その方が数字を読めるではありませんか。もしかして老眼?下船したら眼下に行かなければ…。