2017年9月15日、「みらい」は氷縁域に到達しました。北緯75度16分、西経177度26分のチャクチ海北西端の海域です。

朝食中、海氷片出現の連絡が入りました。船長がブリッジに急いで駆け上がっていきます。その約20分後、海氷片が増えてきたので、船速がおとされ、船は海氷片を避けながら氷縁に近づいていきます。

ブリッジではクルーが集まり海氷と北極熊の監視を始めます(アイキャッチ画像)。

海氷レーダーのモニターにも白いたくさんの斑点が現れ、海氷の出現を警告しています。

海氷分布の目視とレーダーによる調査をしながら、船は氷縁域をゆっくりと移動します。そして、ついに海氷が集まっている観測に最適な場所を見つけました。「みらい」の前方には海氷が帯状に広がっています.

さあ、この場所で氷縁観測の始まりです。