先日機関室見学に行きました。機関室ではエンジンを動かしてプロペラの制御、海水から清水の生成、暖房蒸気の生成等を行っています。

機関室に入るとたくさんのスイッチとメーターが並び、操作の複雑さが感じられます。時には機関士の方もスイッチを間違うことがあるそうです。

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奥に進むと溶接を行うことのできる工場があり、その奥のエンジンへとつながっています。「みらい」は最高約17ノットで走れますが、燃費を考慮して通常の航走は約11.5ノットとなっています。

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機関室のおかげで航海中の水環境も快適です。浸透圧式、蒸発式の二つの浄水装置があり、合計で一日50トンもの清水を作ることができるため、航海中に真水の風呂に入ることも可能です。

海面にぷかぷか浮かぶ海氷も明日で見納めです。最後の観測まで気を引き締めて頑張ります。

佐藤平理(東京海洋大学修士1年)