8月22日午前9時、「みらい」は北極海に向けて八戸港を出港しました。乗船者が舷側の通路に出てきて、離れていく岸壁を見つめます。みんなそれぞれの思いを胸に、北極航海にいざ出陣。

day1-2

航海初日はいろいろな行事があります。出港後すぐ、乗船者に対してオリエンテーションと安全教育がなされました。そして昼食後は、避難訓練。火事や退船など非常事態を想定して、乗船者はヘルメット、ライフジャケット、安全靴を着用し、甲板に集まります。その後、乗組員の指示を受け救命艇へ移動。本番さながらの訓練でした。

避難訓練の後は、観測ミーティングです。船の中の大会議室に集まり、航海中の各種観測について研究者と乗組員の間で話し合いが行われました。北極海に着いてからは毎日より詳細な話し合いがもたれます。

day1-3

観測ミーティングが終わると、金毘羅参拝が行われます。船橋 (ブリッジ)には神棚があり、航海の安全と成功を祈願します。お神酒を頂きながら、航海の抱負などみんなで語らいます。その夜は、ささやかな親睦会が行われ、初めて出会った人や久しぶりに会った人と交流を深めました。