北極航海2013

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危険ととなりあわせの係留系回収作業

長い木製の甲板に巨大なクレーンにウィンチ、そしてゴムボート。「みらい」の後部甲板にはなにやらものものしい機材や、作業スペースがあります。 今回の航海では、このスペースはCTD・採水作業だけではなく、係留系の回収に利用されます。 係留系とは、海のなかに重しとともに沈められ、一年単位で放置される観測機器の繋がれた係... 続きを読む
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光のカーテン、オーロラの出現

北極海はふつう夏でも曇り空が多く、現地では「ウィリワウ」と呼ばれる突然の冷たい空気や雨という特徴がありますが、今年の航海の最初の数日間はめずらしいほどの晴天に恵まれました。 晴天となると、短い夜の時間を彩るのがオーロラです。今回はベーリング海峡において2日連続で見事なオーロラをみることができ、乗船者たちの目を楽し... 続きを読む
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そして時は動き出す。「みらい」船内の不思議な時計の動き

さて、ここで問題です。 地球上を大きく移動する船の上では、時計は何時を指すのがよいのでしょうか? 時として大きく東西に動き、時間帯をまたぐような場合は? 答えは「その船次第」といったところでしょうか。太平洋を横断する航路などの場合は、逐次時刻を変えてゆくのがよいかもしれませんが、今回の「みらい」航海のように長い... 続きを読む