admin

article placeholder

じっと同じ場所で観測する。「みらい」は2週間の定点観測へ

氷の海を抜け、海面の水温にして3度くらいの温かい海域に戻ってきた「みらい」は、ここで定点観測に入ります。 ここまではうみを縦横無尽に駆けまわって、いわゆる「ライン」にそっての海洋観測を行ってきました。ラインにそって観測をすると、いわば海の断面図を作成することができますので、広域の海の構造が明らかになります。 ... 続きを読む
article placeholder

北極の王者、ホッキョクグマの痕跡と遭遇

さて、北極に行くとなると「オーロラは見える?」と「ホッキョクグマは見られる?」という2つの質問をいただくことが多いのですが、オーロラについては先日ご紹介したとおりです。 しかしホッキョクグマは? 残念ながら「みらい」は氷を避ける船ですので、ホッキョクグマが数多くいる氷とはあまり縁がありません。しかし過去には、氷... 続きを読む
article placeholder

氷に囲まれる「みらい」、海氷不明海域をぬける

最北端のステーションは氷に覆われていたため、その南側に新たなステーションを設定した「みらい」は今度は次の目標、定点観測地点を目指して南下します。 ここで「みらい」は意外な航路を選びます。海氷が存在しない航路ではなく、あえて海氷が存在するかどうかわからない、衛星画像上の不明領域をぬけていったのです。 そこで「みら... 続きを読む
article placeholder

実際のところどのくらい寒いの? 北極の厳しさから身を守る防寒服

「北極って寒いのですか?」という、一見当たり前のような質問をうけますが、今は夏、北極も零下何十度という極寒になるわけではありません。 現在の甲板での気温は、ここ数日ちょっと暖かい日が続いていて 1.9 度ほど。しかし風が吹き、霧雨が降り始めると、これでも作業には辛くなります。 そこで活躍するのが気象班全員おそろ... 続きを読む