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低気圧の来襲と風との戦い

ここまで、航海が始まったばかりの比較的美しい写真ばかりをお見せしてきましたが、北極の真の姿はもちろん美しさばかりではありません。 夏でも低く垂れ込める雲、鼠色に染まる海、そして叩きつけるような風と、時折まじる雨とも雪とも付かない水滴。むしろこうした天気の方が、北極では普通なのです。 航海開始後ほどな... 続きを読む
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24時間休みなし。1日8回のラジオゾンデ観測

気象班6名は当初12時間おきの観測で慣れたあと、すぐに3時間間隔、一日8回の連続観測に移行しました。 一日8回だけ?と思われるかもしれませんが、準備作業開始が気球を放球する30分前、放球後はちゃんと上空にいくかをモニターし、約1時間半後にゾンデが成層圏で観測終了となったのを確認してからデータをアーカイブ、電文を通... 続きを読む
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危険ととなりあわせの係留系回収作業

長い木製の甲板に巨大なクレーンにウィンチ、そしてゴムボート。「みらい」の後部甲板にはなにやらものものしい機材や、作業スペースがあります。 今回の航海では、このスペースはCTD・採水作業だけではなく、係留系の回収に利用されます。 係留系とは、海のなかに重しとともに沈められ、一年単位で放置される観測機器の繋がれた係... 続きを読む