船上の実験や観測にトラブルは付き物。何かあっても慌てず、船の中にある限られたアイテムで試行錯誤しながら乗り越えていきます。
そんな時、心強い味方になってくれのが、3Dプリンタ。現場で必要な様々なアイテムを作ってくれます。
今回はセジメントトラップの試料用ボトルが、種類の異なるものしか用意できなかったため、取り付けるためのアダプタを作りました。
何個か試作品を作って、具合を確かめながら、設計を修正し、完成度を高めていき、ようやく納得出来る設計になりました。このように、貴重な機会を逃さないために、船上スタッフが協力し合い、観測や実験を進めていきます。
渡健介(海洋研究開発機構 海洋工学センター)
写真1:みらいのラボに設置した3Dプリンタ
写真2:試作したボトルのアダプタ