北極航海2017

船上での培養実験

北緯75度東経177度付近での観測を終えた本船は観測しながら東に航行し,西経168度50分付近を南下し始めました。いよいよ帰路に差しかかったなぁ,という感じです。 ここまで何度か荒天に遭遇しながらも順調に調査ができてきたような気がするのも,主席研究員の西野さんはじめ,航海を安全に遂行してくださる船員さんのお陰さま... 続きを読む

作業艇氷縁観測

  2017年9月15日、「みらい」から降ろされた小船 (作業艇)で氷縁に近づき、そこで海洋観測や海水、海氷、プランクトンのサンプリングなどを行いました。 作業艇に乗り込んだ我々は、猛スピードで「みらい」から離れます。 波しぶきをかぶりながら、目指すは氷縁。作業艇に同乗したマリンワークジャパ... 続きを読む

氷縁域到達

2017年9月15日、「みらい」は氷縁域に到達しました。北緯75度16分、西経177度26分のチャクチ海北西端の海域です。 朝食中、海氷片出現の連絡が入りました。船長がブリッジに急いで駆け上がっていきます。その約20分後、海氷片が増えてきたので、船速がおとされ、船は海氷片を避けながら氷縁に近づいていきます。 ... 続きを読む

世界の船窓から-その2

みらい北極観測も折り返しとなりました。 昨日はハンナ渓谷(海底の谷のような地形)北部に、小野寺主任研究員が昨年設置したセディメントトラップが無事回収されました。 セディメントトラップとは海底へと沈む粒子を捕集し、北極海での物質循環のメカニズムなどを解明する装置です。 この小野寺さん、研究レベルもさるこ... 続きを読む