西野茂人

今年は氷に迫る! 作業艇観測の練習を実施

2017年8月26日、ベーリング海上で作業艇観測の練習を行いました。この航海では、北極海に入ってから、「みらい」では接近できない海氷盤に作業艇で近づき、海氷近傍の海洋観測や海水、海氷、プランクトンの採取を計画しています。 初めての試みなので、寒い北極海に入る前に、ベーリング海で練習をすることにしました。「みらい」... 続きを読む

観測測器の海中テスト

2017年8月24日、出港翌日で船酔いしている乗船者もいる中、観測測器の海中テストを行いました。もちろん、陸上でも正常に動くかテストはしているのですが、海中深くに沈めることで実際の使用環境下でもきちんと動くのか確認します。 この日、海は少し荒れていましたが、「みらい」は世界最大級の観測船なので、大きく揺れ... 続きを読む

ダッチハーバーから「みらい」に乗船

2017年8月22日、ダッチハーバーの港に停泊する「みらい」に乗船しました (写真; 2017年8月22日)。 荷物を積み込んだり、観測機器の準備をしたり、観測プランを船長と話し合ったりと、乗船早々いろいろやることがあります。早速、最初の観測点と実施内容が決まりました。一夜明けると、いよいよ「みらい」は北極航海に... 続きを読む

「みらい」北極航海のはじまり、ダッチハーバー

2017年の北極航海は、アリューシャン列島に位置する港町、ダッチハーバーからスタートです。プロペラ機からダッチハーバーの空港に下り立ちました (写真; 2017年8月19日)。このプロペラ機に搭乗する際は体重を聞かれます。あまり大きい飛行機ではないので、乗客の体重のバランスを考えなければならないようです。 ダッ... 続きを読む
西野茂人

西野茂人

JAMSTEC(海洋研究開発機構)で北極海の観測研究に従事。ここ数年は毎年のようにJAMSTECの海洋地球研究船「みらい」による北極航海に参加。2013年、2015年、2016年は「みらい」北極航海の首席研究員を務める。カナダ砕氷船の北極航海にも参加経験あり。地球温暖化や海氷減少に伴う北極海の物理・化学環境の変化と生態系への影響につての研究を進めている。