藤原 周

北極海で探す北極星

都市の灯りから遠く離れた北極海では、晴れの日の夜、それはきれいな星空が広がります。オーロラの発生を待つ間、天体観測ごっこをしてみました。 昔の船乗りは夜の航海では、天体を船の進路の頼りにしていたようですね。 そして北半球では、地球の自転にほとんど左右されない、つまり、いつ・どこからみても北の方角を指す星が北... 続きを読む

世界の船窓から

みらい北極観測も繁忙期に入り、乗船者全員洩れることなく忙しく調査に勤しんでおります。そんな中、たまった疲れを吹き飛ばしてくれる北極ならではの自然からの贈り物といえば そう、オーロラです みらいが調査している太平洋側の北極海は太平洋から流れてくる暖かい海流(5~10℃)が9月をピークに広がりますが、この季節は... 続きを読む

航海の安全と観測の成功を祈願して

海上の守り神として日本で親しまれている金毘羅様。Wikipediaによると語源はインド・ガンジス川の神格化されたワニ「Kumbhīra」だそうな。 みらいの船橋にはその金毘羅様を祀った神棚があります。そして各観測航海の始めには、乗船者みんなで金比羅様にお参りをして、航海の安全と観測の成功を祈ります。 今年は... 続きを読む

採水のお話

北極航海ではたくさんの観測項目がありますが、海水中の化学成分やプランクトンなどの微生物はCTDシステムに付属した大きな採水器(ニスキン採水器)で採取されます。 CTDシステムは観測点の海底付近から色々な深度で採水しながらみらい船上へと帰ってきます。 今航海でも様々な化学成分・生物試料が分析されますが、CTD... 続きを読む