8月30日は久々に快晴となりました。みらいの緯度はおよそ北緯65度。皆さんの会話がそわそわしだします。今日の夜まで快晴が続いたらチャンスかも・・・。
オーロラは北極点や南極点に近ければ見えやすいかというと、そうではありません。オーロラは太陽からの高エネルギーの荷電粒子が地球の大気に衝突することによって見られる発光現象です。
地球磁場に捕らえられた荷電粒子が落ちてきやすいのは、地球磁場の北極や南極を基準とする緯度(磁気緯度)で60~70度の地域で、オーロラ帯と呼ばれています。北極圏ではアラスカのフェアバンクス、カナダのイエローナイフなどがオーロラの名所として有名ですが、その同じ帯の下をみらいが通過しているのです。
幸運なことに快晴の天気は夜まで続き、夜11時過ぎから翌31日の未明にかけて満天の星空の中にオーロラが現れました。
尾関俊浩 (北海道教育大学)